タイの田舎で隠居生活

タイの田舎で暮らすおやじので生存日記です。

人生の振り返り

先日、私は63歳になったので、人生を振り返ってみた。タイで過ごすと日本の生活が異次元のように感じる。3度の結婚、転職、独立に失敗、過重労働で死にそうになったり結構波瀾万丈な人生を歩んで来たので、よくここまで生きてこれたと思う。私が会社を辞めたあと上司が自死した。上司には「一緒に会社を辞めよう」と言ったのだけど、、、残念だ。

 

プライベートは多少反省もあるが、仕事に関しては自分なりに一生懸命やったと思う。もちろん色々悩む事も沢山あった。

大学は無名の大学だったので、頭が悪い分人の2倍3倍頑張って人並みと思って仕事に取り組んだ。

その他に専門分野を作るために資格取得に励んだ。しかし、途中で断念した資格も複数あったが諦めずにいろんな資格に挑戦した。

最終的に社労士、産業カウンセラー、年金アドバイザーなど5つくらいの資格を2年間で取得した。日本語教師養成講座420時間も終了もした。

社労士試験は8回位挑戦したと思う。資格を取得したおかげで前職の会社に転職できたし私の人生の転機となった。

1年ほど市役所で生活保護の相談員の仕事も経験して、とんでもない人生も見てきた。

 

若い時に取得できれば良かったが50歳前に取得したので苦労した。私なりに頑張ったと思う。資格取得していろんな人と出会うきっかけになった。

歳に関係なく資格は諦めずに頑張って挑戦すれば、良いことがある気がする。ただし、自己啓発の投資は100万円以上は費やした。

会社の若い人に資格取得を勧めた事があるが、あまり乗る気ではない人が多かった。まして、自分でお金を払う気はない。会社が払うものと思っている人が多かった。向上心でなく会社が言うからやると言う感じ。

手っ取り早く能力向上し外部の人に認められる方法は資格と思っただけであったが、心外にも私を資格マニアと言う人もいた。会社の環境が良すぎたから必要ないと思ったのか?

転職しようとした時、履歴書に何もなかったら自己啓発はしていないと見られる。一生懸命仕事したと言っても証明するものがないし話を盛る人もいる。資格を持っていれば最低限知識はあると証明できる。何がきっかけで転職するかわからない。私も転職するとは思わなかったが、50歳過ぎで転職した。人生はわからないものだ。危機感があった。

何故、若い人が挑戦しないのか私には理解できない。昭和時代の人間は今の世の中では化石な人間なのだろう。

ま、人それぞれの人生だから仕方ないが、もったいない気がする。

特に同時期に挑戦した2つの資格は苦労した苦労した。

社労士試験は私の時は合格率は7,5%だった。今はもっと低い合格率らしい。

今となっては懐かしい厚生労働大臣の名前。

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産業カウンセラーの時は、若い講師ボロクソにいわれた。同年代の親父連中と「もうやめようか」と言い合った事もあった。後に休職中の人の対話に役立ったので途中でやめなくてよかった。

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61歳で脳出血で倒れて救急車で運ばれ入院したとき、嫁が毎日泣きながら電話してきたのは辛かった。コロナの影響で病院に来る事はできなかった。もう少し出血場所がずれていたら助かっても一生寝たりきりだったと医師に言われた。運よく2ヶ月で復職出来たが、後遺症もあり嫁を早くタイに連れて帰ろうと思った。日本で再発したら嫁が困るので、後移住準備を整え1年半後タイに移住して今日がある。

私の人生はまだ現在進行形だが、感謝の心を忘れずに、なるべく無為自然な生き方をしていきたい。

「上徳は徳とせず、是を以て徳あり。下徳は徳を失わざらんとす、是を以て徳なし。・・・・」  といったところかな?