タイに移住した時に住まいをどうするか?
私は最初コンドミニアムにと考えていたが、タイの田舎はコンドミニアムはないし賃貸の一戸建ても皆無。
近所に1か所あったが、老人向けの1ルームアパート。とても日本人向けでない。
嫁は家族もいるし一戸建てを建てたいという。一戸建ては嫁の夢みたいだ。
田舎ではあまり選択肢は少ないと思う。
また住む場所によっても賃料や土地の値段もピンキリ。
私は移住して家を建てるより移住してすぐ住める方が良いと思ったので日本にいる時にタイに家を建てた。
当時、建築費用をタイに送金した時は1円0.29バーツくらいだったので今から考えると正解だった気がした。
地震のないタイの家の壁は基本ブロック。(日本のブロックより荒く薄い)
少しレべりを上げると赤レンガになる。
日本のように業者に依頼すればよいわけでなく材料をこちらが購入して用意する必要がある。嫁はどこで購入するかよく知っている。(ま、感心します)
日本と比べると安易な作りで雑だけど、住めば都。
建築費用は100万バーツくらいかかったのではないか?(多分、嫁の実家に叔父が住む部屋を作る費用なども入っていると思うが、私は追及はしない。笑)
土地は2ライで40万バーツ、農地は3ライで30万バーツくらいだった気がする。
日本より安いけどそれなりに費用が掛かるが、貧乏人の私にはこれが限度。
(過重労働で死にそうになって転職したり、3回も結婚しなければもっとお金は貯まっていたと思うが、これも人生)
タイでは土地の名義はタイ人しかできないから土地と家は嫁の名義となっている。
タイに家を建てた途端に財産を取られ無一文になった人がいたと言う話を聞いた事があるが、全てがそういう人ばかりではない。(夜嬢は注意)
田舎のタイ女性は働き者が多いし尽くすタイプが多い。
仏教国なので信心深い人が多い。
私の周りのタイ女性はそうだ。
タイの田舎では子供も畑仕事を手伝っていることもあり慣れている。女の子も同様。
時には裸足になって作業する。結構体力があります。
畑仕事になると義父も 目が違う。農村地域は農地があると、ある種の優越感があるみたいだ。
これで私は、相続税のかからない資産を嫁に残すことができた。
また、私の遺族厚生年金を試算したところ、今のレートで月額2万7千バーツくらいなので、田舎では十分生活できる。
私の死後、生活に困らない様にしてあげるのが私の責任と思う。
タイでは年金制度はあるが公務員くらい。親の面倒は子供が見るのが一般的だ。
特に女性。男性はあまり聞かない。田舎では定職に就かない男性は多い。
どのように生活が成り立っているのか? 不思議である。
年金は国際結婚ではすごいメリットがあると思う。
嫁は余り年金については理解していないが、タイでは一般的で無いので仕方ない。
私が知っていれば問題ない。一応、元社労士なので・・・・
ま、私は40年働いたから最後はゆったり過ごしたい。だから数年前から準備してきた。
私の場合、嫁がタイ人だから登記等も心配しなかったが、日本人同士の夫婦なら別の選択肢となると思う。
我が家。嫁、息子、息子の嫁、娘と住んでいます。
鳥が家の隙間に巣を作り糞が沢山落ちてくるので、雨季が終わった後に追加工事。
購入した農地。
ここにはキャッサバと米を育てています。
我が家は水道は引いているが、野菜の水やりしか使わない。
生活用水はすべて井戸水で賄っている。
シャワーがついているが、水圧で温水になるのだが水圧が弱い。
吸い上げた水を送り出すポンプが必要とのことなので新たに購入。
8,000バーツか6,000バーツだった気がした。
性能が良いのは日本製ということだった。
井戸のない家は、水道水か大きな甕に雨水を貯めて生活用水として利用している家もある。
3mほどの高さのタンクに水を貯めている。
地下水を汲み上げるポンプ
タンクの水を流し込むポンプ
井戸水は最近塩辛くなってきた。
地中の岩塩が滲み出たようだ。しかし、家庭用水での使用には問題は無い。
バンコク、パタヤ、チェンマイだと環境が違うので、別の方法もあると思う。